不妊治療8-流産その後

緊急入院だったので朝には上司にメールで報告、休みの申請、摘出術後は午後に退院、自宅へ帰りました。そのあと祝日・土日もあったので実質3日間の休暇申請で流産後4日間は休むことができました。休み中にも一度診察に訪れ、経過を見ていただき、特に問題ないので安静に過ごすよう指示されました。

 

その後は毎日、毎晩、仕事中も思い出すたびに泣けてきましたが、なんとか仕事に集中することで日々を過ごし、できるだけあの夜のことを思い出さないようにしてきました。

 

2週間後、再度診察を受け、赤ちゃんの検査結果を教えてもらいました。男の子であっただろうということ、体のほとんどは順調に形成されていたこと、一部問題があったがそれが外的要因なのか、胎児側の問題なのかは不明ということでした。

もっと詳細な検査をすることも可能ということでしたが、これ以上の不妊治療は望まないつもりだったのでお断りしました。

ただ、医師からはここまで妊娠継続する力もあり、あと2か月くらいして順調に生理がきたら治療は続けてもいいと思いますとは言われました。旦那には続けてもいいよ、と言われましたが、私が、同じことを繰り返すのが辛すぎて無理、と結論を出しました。可能性があると言われて、もう一回やれば今度こそうまくいくかも、と希望もありましたが、受精卵も残っておらず、あの苦労を最初からやり直してまた同じ結果になったらと思うと辛くて、最初に決めたこともあり、完全に諦めることにしました。

 

流産後は通院するたびに看護師さんが気にかけてくれて、声をかけ、話をきいてくれようとするのですが、話すたびにあの時のことが思い出されて辛くて泣いてしまい、個人的にはそれが余計に辛かった。流産を経験した方が集まる会もあるとご紹介いただきましたが、私は人に話すよりも自分の中で気持ちを整理するほうが良かったみたいです。

 

立ち直る方法にも個人差があると思います。誰かに気持ちを話して落ち着くこともあれば、そっとしておいてもらったほうがいいこともあります。私の場合、流産後はとにかく日常を意識して、できるだけ考えないようにすることが、回復につながったと思います。