不妊治療7-流産※具体的な状態を書いていますので閲覧注意です。トラウマのある方は閲覧しないで下さい※
※具体的な状態を書いていますので閲覧注意です。トラウマのある方は閲覧しないで下さい※
10週の時に婦人科で状態を確認したときは問題なかったのですが、なんとなくその頃からおりものの色が黄~オレンジっぽい感じで続いていました。
日中は在宅で仕事を続けほぼ座った状態、外出も最小限、夜は早めに就寝する生活を続けていましたが、11週目の夜間に突然、最悪の事態が訪れました。
就寝直前、ベッドに横になった際に生理二日目のように何かが流れ出る感覚があり、おりものの量が多かったのかな?と思いましたが寝る前にお手洗いに行っておくことにしました。
そこで目にしたのは真っ赤になったおりものシートでした。便座に座ったあともだらだらと鮮血の液体が流れ出し、程なくしてレバーのような大きな塊がどぼどぼと出てきました。明らかに、何か問題があったとしか思えません。
泣きながらお手洗いから旦那を呼んで、婦人科の緊急連絡先を記載した用紙を取ってもらいお手洗いの中から電話しました。
状態を説明するとすぐ来てくださいとのことだったので、タクシーで救急窓口へ。時間はすでに24時を超えていました。自宅からは生理用の夜用ナプキンを付け、吸水ショーツの一番よく吸うものをはいて行きましたが、タクシーの中でも流れ出る感覚と腹痛が一定間隔であり、病院に到着してもそれは続きました。
病院で医師の診察をうけ緊急入院、ナプキンは真っ赤に染まって絞ればしたたるくらいになっていました。
旦那は病院まで付き添ってくれましたが、コロナのためそこで待つこともできずにいったん帰宅。その時点でエコーでは赤ちゃんが手足をバタつかせている姿が確認できました。私はそのままベッドに横になり、尿管もつけてベッドで絶対安静にするよう指示されました。つけてきたナプキンに染み込んだものの成分を確認すると、羊水だったことが分かったそうです。看護師さんのほうで大きめのパッドをあてて下さり、着の身着のままでベッドに横になって、一定間隔でくる腹痛と何かが出るような感覚を感じながら、もうダメなんだって一人泣き続けました。
あまりにも大量に出続けるので見回ってくれる看護師さんにパッドを替えてもらったりして、ほとんど寝ずに一晩を過ごしました。
翌朝11時頃、担当医の診察を受け、そのまま流産が確定しました。もう子宮内のほとんどのものが出た状態で、赤ちゃんだけを先生が取り出してくださいました。
手のひらくらいの小さい体でしたが、ちゃんと赤ちゃんでした。
大きな病院の通常の診察室だったので、一般の患者さんもおられましたが、涙を止めることはできませんでした。
11週3日の、短い命でした。